第61回兵庫県高等学校駅伝競走大会
平成18年11月12日 篠山市 大正ロマン館前〜立金〜篠山鳳鳴高校

氏   名 区  間 総  合
1区 福田 直人 7 30'57" 7 30'57"
2区 小田根 亮 13 9'25" 9 40'22"
3区 石井 直樹 10 26'28" 9 1゚06'50"
4区 池田 駿平 6 25'35" 7 1゚32'25"
5区 武  貴仁 4 9'09" 6 1゚41'34"
6区 三村 元気 8 15'53" 6 1゚57'27"
7区 前川 弘樹 4 15'50" 6 2゚13'17"

 10時10分,大正ロマン館前を36校の選手たちが一斉にスタートした。本チーム1区・福田は先頭集団後方に位置をとっていた。スローペースのため大集団で進んでいく。4kmを過ぎるとようやく動き出し,先頭がペースを上げ始めると,一気に集団が縦長になる。先頭は5人だが,福田はそこにつかず,その後ろの集団で歩を進める。マイペースを貫いた福田は予定通り7kmからペースを上げ始め,大混戦の中で健闘と言える7位,しかも30分台で2区につないだ。
 2区・小田根は調子を上げてきていたが,スタート時は緊張があったのか,表情がかたい。そのまま走り出して気持ちを立て直すことができず,順位を2つ下げて3区にタスキをつないだ。3区終了時点で,10番以内で6位を射程権にとらえていればと思っていたので,9位で混戦でスタートできたのは予定通りである。石井の走りは堅実で,しっかりと上りを行く。長田に逆転を許したものの,最後に再度逆転。順位キープで4区・池田にタスキが渡った。ここまで1時間06分50秒。予定より20秒速い。それでいながら9位というのは,前半のレベルが高かった言えよう。
 さて本チームの力を発揮するのはここから。前半は予定通りの展開でここまできた。4区・池田は先行する選手を追わず,しっかりペースを刻んでいく。そして,市尼崎,県西宮を逆転して7位まで上げてきた。そして5区は好調の武。前を行く加古川西にグングン迫り,ついに初めて6位に順位を上げた。しかし,まだ油断はならない。加古川西とは10秒,県西宮とは12秒の差。そして6区にエースを擁する須磨友が丘は11位とはいえ,侮れない。
 6区・三村は1年生ながらその重圧に負けず,丁寧にペースを刻んでいく。県西宮との差は徐々に開いたものの,加古川西には差をつめられ,わずか2秒差。そして須磨友が丘が6区を区間3位の快走で,4秒差にまで追い込まれ,8位に上がってきた。さらに極まった状態でタスキを受けたアンカー前川は「こんな大きなプレッシャーを感じたのは初めて」とは言いながら前半から冷静に走った。近畿大会へのボーダーラインだけに皆気持ちは同じ。いかに落ち着いて走るかがカギ。一度は逆転を許したものの,冷静に対処し,再逆転して篠山鳳鳴高校にたどり着いた。グランドまでの坂でさらにその差を広げ,6位を守ってゴールラインを超えた。


1位 2'06'24 西脇工
2位 2゚08'32 須磨学園
3位 2゚10'31 報徳
4位 2゚12'50 龍野
5位 2゚13'00 洲本
6位 2゚13'17 明石南
7位 2゚13'29 加古川西
8位 2゚13'30 須磨友が丘
9位 2゚13'54 県西宮
10位 2゚14'43 飾磨工



inserted by FC2 system