第62回男子・第24回女子
兵庫県高等学校駅伝競走大会
東播地区予選会
2007年10月28日(日) 西脇市民センター発着
氏 名 | 学年 | 区間 | 総合 | 目 標 | ||||
男子 3位 2時間16分03秒 | ||||||||
1区 | 福田 直人 | 3年 | 4 | 32'40" | 4 | 32'40" | 31'30" | 31'30" |
2区 | 伊原 将太 | 3年 | 2 | 9'27" | 3 | 42'07" | 9'25" | 40'55" |
3区 | 前川 弘樹 | 3年 | 2 | 25'52" | 3 | 1゚07'59" | 25'40" | 1゚06'35" |
4区 | 三村 元気 | 2年 | 3 | 26'41" | 3 | 1゚34'40" | 26'10" | 1゚32'45" |
5区 | 長尾 健登 | 2年 | 2 | 9'31" | 3 | 1゚44'11" | 9'25" | 1゚42'10" |
6区 | 池田 駿平 | 3年 | 2 | 16'06" | 3 | 2゚00'17" | 16'00" | 1゚58'10" |
7区 | 武 貴仁 | 3年 | 2 | 15'46" | 3 | 2゚16'03" | 15'40" | 2゚13'50" |
女子 6位 1時間21分28秒 | ||||||||
1区 | 畠田 沙耶 | 2年 | 4 | 22'21" | 4 | 22'21" | 22'55" | 22'55" |
2区 | 藤板 侑希 | 1年 | 6 | 15'42" | 6 | 38'03" | 15'45" | 38'40" |
3区 | 福田志穂美 | 1年 | 6 | 12'21" | 6 | 50'24" | 12'00" | 50'40" |
4区 | 織田 弥生 | 3年 | 4 | 11'24" | 6 | 1゚01'48" | 11'20" | 1゚02'00" |
5区 | 竹中 あい | 3年 | 6 | 19'40" | 6 | 1゚21'28" | 19'45" | 1゚21'45" |
目標とする兵庫高校駅伝の地区予選となるこの大会。男子は2時間13分50秒,女子は1時間21分50秒を目標として挑んだ。この目標に到達するとおそらく男子は2位,女子は6位に入り,県大会2年ぶりアベック出場をすることができる。 まずは男子が10時にスタート。そして5分後に女子がスタート。どちらもいい表情でスタートを切った。とくに女子1区の畠田は非常に精悍な表情で西脇市民センター前を駆け抜けていった。 女子の途中通過の速報がグランドに入るが,順位的には5番目で帰ってくればいいと思っていたところ,常に3,4番手にいる。3回の速報すべてにおいて予想を上回る位置にいることが伝えられる。そしてその姿が視界に入ったときにその事実を理解した。目標タイムを大きく上回っているのである。そして,5位・松陽に10秒,6位・加古川西に27秒,7位・加古川東には1分以上の大差をつけて4位で2区に中継。予想以上のいい出だしに選手たちの気持ちは高揚する。 2区は1年生の藤板。東播地区の2区は非常にレベルが高く,1年生には酷な区間ではあったが,落ち着いて走り切り,2校の逆転は許したものの,予定通りのタイムで走破し,7位とはさらに差を広げて3区に中継した。3区・福田志穂美は駅伝初登場。緊張した面持ちながら冷静に歩を進めた。そして,7位に県大会出場権をほぼ決定づける3分10秒という大差をつけて4区,主将の織田へとタスキをつないだ。 残る2区間,8kmは3年生で締める。7位に大きな貯金をもらってタスキを受けた織田は落ち着いた入りでペースを乱すことはなく走る。しかし,その目は5位・松陽に向けられていた。少しずつその差を縮め,逆転の可能性を残して,1年間県大会復活を目指して苦をともにしてきた副将・竹中にタスキを託した。もう後ろを気にすることのない状況で竹中は,昨年5位に入れなくて落選した思いから5位への逆転を目指してスタートした。その差は徐々に縮まり出したものの,わずかに及ばず,6位でゴールした。1時間21分28秒と目標をクリアし,県大会出場権を2年ぶりに取り戻した。 男子は出だしからまさかのアクシデント。エース福田が2位の加古川西に徐々に離されだし,7.5km地点で30秒差と速報が入った。そして中継点に帰ってきたときには県農にも逆転を許して4番目。しかもタイムは昨年ブレーキしたタイムよりも劣る32分40秒という1分以上のブレーキ。体調の悪い中,暑さも彼に追い討ちをかけた。 しかし,これまで何度も試練を超えてきた3年生はこの事態でも焦らない。2区・伊原は1年生で駅伝メンバー入りをして期待されていたにもかかわらず,その後は沈滞。まったく自己記録を更新することなく2年間を過ごした。そして9月に2年ぶりに自己記録を更新すると日本海駅伝で駅伝メンバー復帰,そして10月にはさらに自己記録を短縮した。その伊原は落ち着いてスタートを切り,区間2位の力走で3区・前川にタスキをつないだ。前川も無理に追わず,いいリズムで走り,少しずつ2位・加古川西との差をつめていく。これも区間2位で走り切り,4区・三村に中継。この時点で2位とは39秒差。三村も今秋非常に成長した選手であり,3年生に肩を並べるほどになったが,今回は緊張からか,うまくリズムに乗れない。後半に失速し,ここで2位とは1分以上の差がつき,逆転は難しくなった。 しかし,5区・長尾,6区・池田,7区・武はあきらめることなく,立て続けに区間2位の走りでじっくり攻め続けた。4区が終わったときには68秒あった差を,5区終了時点で65秒差,6区で40秒差,最後は14秒差までつめたが及ばず,残念ながら3位でのゴールとなった。 男子は目標に遠く及ばず課題を残し,県大会までの修正が必要となった。原因追究をしっかりして県大会に挑みたい。 |