第63回男子 第25回女子
兵庫県高等学校駅伝競走大会

篠山市 大正ロマン館前〜立金〜篠山鳳鳴高校
2008.11.9(日)

応援ありがとうございました!

8位 2時間14分05秒
区間 氏   名 学年 区 間 総   合
1区 三村 元気 3年 14 31'44" 14 31'44"
2区 恒木 智弥 2年 13 9'22" 14 42'06"
3区 長尾 健登 3年 6 26'26" 10 1゚07'32"
4区 中尾 真輝 3年 10 25'31" 10 1゚33'03"
5区 裄V 英志 2年 6 9'11" 7 1゚42'14"
6区 松本 拓也 2年 8 15'41" 7 2゚57'55"
7区 別所 康二 3年 7 16'10" 8 2゚14'05"

 10時10分スタートの男子。1区は今季不動の三村。今年の1区は3強と呼ばれるチーム以外にも有力選手がそろい,レベルアップは必至。そして,ハイペースになったときの位置取りが難しい。
 スタート直後に飛び出した選手はいるものの,まもなく,西脇工,須磨学園,三木,報徳の4チームが飛び出す。後続集団はみるみる離され,中間点過ぎには先頭から見えないほど差がついた。それでも30分台のペースで進む後続集団に三村がいてくれればと期待したが,そこにはおらず,10位集団あたりを走る。報徳が先頭集団から遅れて後続集団に吸収され,4位集団を形成する。そこには報徳以外に,姫路商,加古川西,神港学園,その後ろを神戸甲北,兵庫工,県西宮と続く。先頭集団は激しい区間賞争いからペースアップし,須磨学園,三木,西脇工の順に中継。そして報徳,神港学園,姫路商加古川西,神戸甲北までが30分台で続き,粘走を続ける三村は何とか31分台で走り抜き,14位で2区・恒木にタスキが渡された。この時点で三木に2分01秒,姫路商に1分05秒,加古川西に1分02秒,県西宮に26秒の差をつけられた。
 2区の恒木は3q区間初登場。力の発揮できる区間かと思われたが,上りの3区・長尾のお膳立てをするには及ばず,3年連続2区は伸び切れずに中継することとなった。
 3区・主将の長尾はこの遅れを冷静に取り戻す。先行する神戸甲北,兵庫,市尼崎,県西宮を逆転し,10位まで順位を上げ,わずかではあるが,三木,加古川西との差をつめた。3区終了時点で6位加古川西とは46秒差。厳しいところではあるが,まだ可能性のある位置まで回復した。
 4区は中尾。坐骨神経痛に悩まされ,区間変更も考えられたが,3年生の最後の走りに期待し,4区に配置となった。その中尾も冷静に走る。この区間はレベルアップが激しく,なかなか順位を上げることができないが,期待どおりのタイムで走り切り,後続区間に逆転の可能性を残すところまでつめた。10位と順位は変わらないながらも,ここで6位・加古川西とは26秒となった。
 5区は裄V。日本海駅伝,東播高校駅伝と8番手ながら,負傷のために出られない選手の代わりとしてメンバーに入ったが,自力でメンバーの座を勝ち取った。その裄Vがじわりじわりと前との差を詰める。そして神港学園,須磨友が丘,龍野をとらえて7位に進出,さらには6位・加古川西との差を22秒にまでつめた。
 6区・松本は先月の競技会中に不運の転倒により,鎖骨を骨折。不屈の精神力でタスキを受けるまでに這い上がってきた。しかし,その松本もじわりじわりと離されだす。健闘はしたが,6位と30秒差でアンカー・別所に中継となった。
 別所も少しずつその差を広げられ,6位・加古川西は,5位・三木に追いつき,4位・姫路商にも追いすがろうかという勢い。そのまま3校は6秒以内になだれ込んだ。
 別所はその後,県西宮に逆転を許して8位に後退。残念ながら3年連続金高校駅伝出場は成らなかった。

神戸新聞より





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